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久々の圏内。
今日は、ほぼ三ヶ月ぶりになるレスキューで圏内へ。

昨日はまるこにご支援物資を仕分けしたのを渡したりしつつ、久しぶりのレスキュー準備。

新しいレスキュー車のレインボー号に、初めて給餌フードを積み込む前に、念には念を…とひたすら消毒を繰り返し、気が済んでから暗い中ヘッドライトで照らしながら山盛りのフードを積み込んで。

何故か微妙に緊張してて、仮眠するつもりがうまく寝付けず、予定よりも短い仮眠になってしまったけれど、それでもしっかり起き上がり、みんにゃさんのお世話をサクサク終わらせ、車に乗り込む前にレスキュー用の靴に履き替え、再度自分を消毒してからハンドルを握った。


よーし。行こう。
と、前のレスキュー車からお引越ししてフロントに鎮座している豆猫地蔵を撫でてから、圏内へと車を走らせて。




とても快適な走りで、少し雨がぱらつく中、高速を走っていたら、友人のレスキューボランティアMさんから電話が鳴って。


圏内は、9月の半ばに国道6号線が通行証不要の自由通行になってから、まだそれまでとは違う苦労や苦難が待ち受けてるから、Mさんからはレスキューに行けなかった間も状況を教えてもらったりしていて。

今週はレスキュー行くよと伝えていたから、また途中で会えるかな?なんて思いながら電話を取ったら、真剣な声でちょっとだけ驚きつつも、頼まれごとの電話だったから、勿論二つ返事で引き受けて。

頼まれごとの中身は、捕獲器の確認。

どんどん減り続けていく圏内のレスキューボランティア。

その中で、Mさんも苦しい中でも踏ん張り続けてくれている一人。

細い身体にどれほどの熱を持っているのだろう…といつも思いながらいるけれど、あたしの半分位しかない華奢な身体で、調子が悪い保護っこを抱えながらも、毎週東京から往復し、このところ立て続けに保護して帰ってくれている。

そんなヒトからの頼まれごとを断る理由はないから。

パルボ渦の後だから、勿論不安が無い訳では無いけれど、着ているものもしっかり消毒してから洗っているし、レスキュー車もきっちり消毒してるから、あたしが保護して連れ帰るコトが出来るのは早くても年明けからだと思っているけど、確認だけなら問題無し。と判断をして。

圏内に入り、本当ならば稲刈りが終わって綺麗に刈り揃えられている筈の田んぼに、セイタカアワダチソウの黄金色だけが風になびいている悲しい風景を眺めながら車を走らせ、捕獲器の場所へと向かう。





そのポイントは、Mさんと一緒にうちの保護っこゆらちゃんを保護した場所

Mさんが守り続けたその給餌ポイントは、ゆらちゃんを保護した後にあたしも手伝って野生動物に取られぬように苦心して作ったポイント。

最近Mさんもそこで保護してくれたりしてるのを聞いていたから、期待と不安がごちゃ混ぜな気分で先を急いで。

到着して車を降りて、捕獲器の場所へと向かったら、猫の唸り声が聞こえてきて。

わ!とはやる心を抑えてそおっと覗きこんだらば、



怖かったね。
だけど入ってくれてありがとう。

こんな場所には居ちゃいけない。
今日、ここから出ていこう。

と、ちょっとだけ泣きながらMさんに電話したけど、他の場所にも捕獲器をかけて回ってるから出てくれず。

少し待っていたら折り返しがかかってきて、二人で保護を喜んで。


今、圏内のレスキューは本当にいろんなこととの戦いで。

時間に追われ、
警備に追われ、
バリケードに阻まれ、
いろんな神経をピリピリさせながら捕獲と給餌をしてるから、少しでもMさんの手助けが出来て良かったー。と胸を撫でおろしながら給餌に回って。


見えない怪物にどんどん飲み込まれていく場所。



あの日からなにも変わらない場所。



無かったことにさせられていく場所。




…苦しみだけが支配する場所。


だけど今日は気合を入れて240kgちょっとのフードを積んで、全てのポイントを絶対回りきるつもりで来たから、どんどん増え続けるバリケードや検問にイライラしながらも、ダッシュしてフードを置きつつ、この三ヶ月来れなかったことを心で詫びて。

出逢ったけど保護出来ていない子たちの姿を思い浮かべながら、とにかく全部のポイントを回って。

だけど気合と勢いが良すぎたようで、思いのほかスムーズに給餌が進み、それなら…と思って、別の友人ボランティアが今パルボで苦しんでるので、彼女のポイントも回ろうと思って電話を入れたけど出なくって。

いくつかのポイントは知っていたから給餌をしながら、他にも知らないかな、と思ってMさんに電話を入れた。


そうしたら思いのほか近くに居たらしく、知ってるポイントに案内してもらう為に今から向かうポイントで待ち合わせをして。

わ!久しぶり~!となんだかとっても嬉しい気分で顔を合わせて、その場所の給餌を終えて、少し回りをうろつきながら話していたら、シャムミックスの猫が走っていく後ろ姿…。

あ!

と二人で声をあげ、捕獲器どこ?と聞いたら結構近くにかけていたから、手分けして回収をしてもう一度ここに戻ろうと瞬時に決めて。

じゃ!と別れて二人でダッシュして、聞いた場所に捕獲器を取りに行き、大急ぎでセットしてその場を離れ。

出なきゃならないギリギリの時間にもう一度ここに集合しようと決めて、お互い残りの給餌を終えて。


先にあたしが到着し、ドキドキしながらMさんを待ち、二人で無言で捕獲器の場所へと向かう。


数歩進んで捕獲器が見えそうなところで足を止めたら、またもやシャムミックスさんが立ち去る姿…。


…タイムアップ。


来週もまた頑張ろうねと少し冷めた笑顔でMさんと別れた。



まだ、生きている。

たくさんのいのちが、精一杯生きている。


悩んでも悩んでも、どれほど悩んでも、今の状況は変わることはない。


やれることしか出来ないし、やれることがほんのちっぽけなことなのが辛くて苦しくて堪らないけど、それでもやるしかないのだから、しっかりと足を踏みしめて、歯を食い縛りながら頑張らなくちゃ。


待っていて。
生きていて。
頑張るから。

絶対に諦めたりしないから。

生きていて。








雲に、乗って。風に、乗って。
とんでもなく長い間放置した個人ブログ…再開の記事がまたお別れブログになってしまった…。


春からずっとアップダウンを繰り返していた風雅くん、26日の夜、27日に日付が変わるちょっと前にお空へ向かって走っていきました。




福猫舎のあぶくまシェルターにある、白血病の子たちのお部屋、キャリアっこ部屋で過ごすみんにゃさんの兄貴として、ずっとあたしを助けてくれていた風雅くん。

保護されたのは昨年の5月25日。



あの頃、まだシェルターを持たなかった311レスキューのおやじさん達が浪江町の期間困難区域で保護した子だった。

保護場所にゆとりのなかったおやじさんからのSOSを受けて、即座に受け入れ、検査をしてみたら白血病と猫エイズのダブルキャリアだったから、ちょうど出来上がったばかりのキャリアっこ部屋に入居してもらって。


最初はただフリーズするだけで、あまり感情を露わにせず、撫でても抱っこしてもご飯の時も表情をあまり変えず、どう対処したものか悩んでいたけど、数日したら表情がみるみる変わっていった。

撫でるとゴロゴロと喉を小さく鳴らし、抱き上げると頭をコツンとぶつけてきて。

なんだよー。
甘えっこだったならそう言ってよー。
と、良く笑って言っていた。


まだその頃のキャリアっこ部屋はトコトコちゃん、ピッピちゃん、エリカちゃん、ライトくんの4にゃんだけで。

その後、光くん、響くん、奏くんが入居して。


響くんと奏くんが入居した頃から、風雅くんはフリーで過ごすようになっていき、トイレの掃除の時に誰かのケージを開けるとふらっとケージに入っていって、中に居る子を舐めてあげて。


響くんが弱っていく中で、風雅くんは気がつくと響くんに寄り添って、グルーミングをしてあげて、




光くんが弱ってきた時も、光くんのことを守るように傍にいて、いっつもグルーミングしてくれて。




ピッピちゃんも思う存分甘えさせてもらったり、




サンくんも風雅くんのことが大好きで、



いっつもピッタリくっついて。


入居したばかりの蘭丸くんは、風雅くんの傍にいたくて、いっつも後をくっついて。






ブログを書こうとカメラロールを見ていると、誰かとくっついている風雅くんの写真ばっかりで、涙がボロボロ溢れてくる…。


誰かが喧嘩しそうになると、とことこと歩いていって、諌めるような顔をして立ち止まり、それだけでその場が収まってしまう。

そんな存在だった。


今年の3月に、縁じーちゃんとサンくんを見送った後、ガクンと一気に調子を崩し、毎日のように病院へ通い、ケアをして、復活したかと思うとまた崩れるというアップダウンを繰り返し、一番悪かったのは肝機能だったから、そこを集中的にケアするために、毎日朝晩の補液とお薬を、嫌がることなく受け入れてくれて、ようやく少し安定してきたかと思っていた。

だけど5月にキャリアっこ達の精密検査を全頭やった時に、風雅くんだけFIPの陽性反応が出てしまっていた。

まさかの結果にあたしの頭は一瞬パニックになったけど、小康状態を保ってくれていたから、先生から指示されるケアは全面的に受け入れていたものの、絶対にFIPじゃない!と言い張りながら通院してた。


あたしが信じなければ絶対になんとかなる!という意味の分からない自信を持たなきゃ、笑顔でケアなんて出来なかったから。

だけど先月の終わり頃からは、今までと少し様子が変わってきて。

さすがにもう、根拠のない自信を持ち続けることは出来なくなった。


新しい治療方法が無いか、隙間を見つけてネットを探し、先生たちにも粘って粘って治療方法を相談し。

できるコトの精一杯を、負担の無いように、苦しくないように、それだけを願いながら治療とケアを続けてた。



うちのキャリアっこ部屋は本当に穏やかな空気が流れてて。

その空気を作ってくれて、守ってくれたのは、間違いもなく風雅くんだから、いなくなっちゃ駄目だよ、と何度も何度も毎日心の中で繰り返し。


最近はどんどん甘えっこぷりが増してくる風雅くんを誰よりも先に抱っこして。

今まで一番大好きだった筈のおやつも食べてくれなくなったから、何か無いかと毎日何種類ものおやつを出して。


それでなんとか凌いできたけど、一昨日からはなにをあげてももう見てもくれなくなってしまって。

…しがみついちゃ駄目だ。と自分に言い聞かせ、ゴツゴツと背骨が触れるようになってしまった風雅くんを、ただ膝に乗せて抱っこして、大して長くない睡眠時間は風雅くんを腕枕して横になり。




昨日は長い時間シェルターを空けられないから、圏内レスキューはお休みをして、別途入ってきた飯舘村で仔猫が産まれてるという飼い主さんからの連絡があったから、急遽飯舘村へと向かう予定でいたけれど、なかなか腰が上がらずに、空いた時間はひたすらキャリアっこ部屋に入り浸り。

でももう出ないとまずい時間になってしまったから、初めて口に出した待っててねという言葉を、風雅くんは守ってくれた。


待っていてくれた。


帰宅してシェルターの玄関を開けてキャリアっこ部屋に飛び込んで、風雅くんの居場所を探したら、最近お気に入りのおニューのベッドの中に居て。




呼吸が粗くないのを確認して少しホッとして、ワタワタとみんにゃさんのご飯だけあげて、シロの散歩にダッシュで向かい。

帰ってきてからは、お世話を全部ストップをして、風雅くんの横に寝そべり、ホントにかすかに聞こえるゴロゴロ音を聞きながら、待っててくれてありがとう。もう頑張らなくていいからね。と小さな声でずうっと囁いて。


ありがとう。
大好きだよ。
愛してるよ。
と何度か言った後は、何十回か何百回か分からないけど、ずうっと名前を呼び続け。


数時間が経った頃、息をキューっと吸い込む力が弱まったから、膝に抱き上げて撫でてたら、何度か発作のような仕草をした後に、静かに静かに呼吸をするのをやめてしまった。


ありがとう。
ありがとう。

風雅くんに言いたい言葉はとにかく感謝の言葉だけ。


たまに見せた一人ででろーんと伸びて寝ている姿とか、




キッカーで楽しくはしゃぐ姿とか、



ホントはもっとはしゃぎたかったのかな、とか、ホントはもっと甘えたかったのかな、とか、いろんなコトが渦を巻いてあたしの心に洪水のように哀しみと共に押し寄せてくるけれど。

ホントに全く手のかからない子だったから、最後くらいもっと手を煩わせてくれても良かったのに、とか、有り余るほどの哀しみに、飲み込まれそうになるけれど。


だけど今は、ただ、静かに。

大好きな風雅くんの苦しい時間が、長くはなかったことに少しだけ感謝して。


お見送りに向かう時、ふっとお空を見上げたら、曇っていたのが一瞬晴れて、綺麗な空が拡がっていた。




雲に、乗って。
風に、乗って。

大好きな風雅くんが、風雅くんのことを大好きだったみんなの待ってるお空の上へ飛び立っていったのだから、きっとみんなではしゃいで遊んでくれると信じて。


大好きだよ。
ずうっとずうっと大好きだよ。


忘れない。

あたしに出来るコトはそんなことしか無いけれど、ホントにたくさん助けてくれてありがとう。

うちに来てくれて、ありがとう。

出逢えて、良かった。


ゆっくりゆっくり遊んだら、健康な身体で幸せな場所へ生まれ変わってくるんだよ。



いつか、雲の上でまた会おうね。

それまで少しの間、バイバイ。


大好きだよ。風雅。
ホントにホントにありがとう。


ちょびっとお知らせとお願い。

【2…14.5.20 AM5:00追記】
このブログを書いて、数名の方から送ったよー!などと嬉しいご連絡を頂いておりましたが、日付が変わる前に売り切れになっておりましたので、販売品のリンクを解除しました。

ご手配頂いた皆さま、シェアなどして頂いた皆さま、本当にありがとうございます!



今さっきの休憩で、いつものごとくお安いフードを検索していたら、在庫限りのお安いドライフードを見つけちゃいました…。

見た時は残り80個ほどあったので、もし、給餌フードを支援してもいいかな…と思ってくださる方がいらしたら、是非是非こちらをお願いしたいと思って無理矢理更新。


楽天で、マルウオ ドライ 3.5kg入りが614円で、今ならポイント10倍です!

http://item.rakuten.co.jp/hinoki/s144450/


最近ドライフードの値段や容量の変動が激しくて、なかなかAmazonのレスキューリストを更新しにくかったけど、これはかなりお得なお値段だと思うので、検討してくださっている方は是非是非宜しくお願いします!


そしていつもお世話になってるみっくす★ジュースのマメKさんたちがチャリティグッズを販売している、RAINBOW PROJECTさんで、少し前に販売したらばあっという間に完売しちゃったまたたび入りの座布団と、可愛いキャットキッカーが再販決定したそうです~(^_−)−☆

販売は、19日の22時よりスタートだそうなので、買いそびれた方も、初めて覗く方も是非是非覗いてみてくださいね♪

マメKさんちのかわゆいコースケくんと座布団写真♡


ああ可愛い♡



そして以前、販売前にお試しに…と送ってもらったら、いつもはおもちゃにあまり興味を示さない風雅くんですら、めっちゃ夢中に遊んでたキャットキッカー。






おもちゃ大好きの若猫、直くんも、






それはそれは、猛ハッスルw


他にももんのすご~く気持ち良い猫型アイマスクもまだ少し在庫があるようなので、是非是非覗いてみてください!!



アイマスクの販売ページははこちら


そんなお知らせとお願いでした。

どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
境界線。
福猫舎に新入りさんがやってきた。

いや、正確にはあたしが勝手に受け入れたんだから、やってきたとは違うかな…。


本日現在、あたしのいるあぶくまシェルターの保護っこは63匹。

それに加えてうちの子8匹。

福猫舎をはじめた時に自分で決めた筈の保護っこ数は、もうずっと前から越えたまま。

もっと自制心が強ければ良かったのかなぁ。

…今更かw


出来る無理と出来ない無理。

出来る無茶と出来ない無茶。


一応自分の中ではこれだけはしっかりと考えぬいて、悩みぬいて、その上で決めてるつもりだから、無理や無茶が無謀になることはしていない。


口でも文でもこの違いを全然うまく説明なんて出来ないけれど、これが無謀になってしまったら、自分もシェルターも崩壊するから、大して詰まってるもののない頭で必死に悩んで悩んで、今回の新入りさんを受け入れた。


新入りさんの名前は醍醐くん。



飯舘の、猫がたくさんいるおうちの居着き猫。


この子は若干ドンくさくって、給餌に寄った時にあたしは大五郎って呼んでいたから、そのまま音だけ変えずに、醍醐という名前にしてみましたw

前足の爪先部分は半分なにかで怪我をしたのがそのままで、斜めにカットされた状態の男のこ。

後ろ足もいつも引きずっていて、給餌に行くと、みんなが軽やかに走って寄ってくる後を、てっこてっことゆっくり近づいてくるにゃんこさん。

おでぶ気味で、背中にはいっつも毛玉があって。

ご飯を食べるのも遅くって、他の子たちのがっつきに負けて、それでも頑張ってお皿を奪い、ゆっくりゆっくり食べてた子。

口の周りも良く汚れていたから、口内炎があるのかな?そのせいでグルーミング出来てないのかな?と思ってた。

今回ねーねーさんやhibiさんから相談されて、背中が禿げてる!と言われていた子たちを四件とも見に行って、他の子たちより度を越えて状態の悪かったこの子を一旦診察するのに連れて行き。



背中のほぼ半分ぐらいが、地肌が丸見えな状態で。

だけど良く良く見てみても、傷や怪我は見当たらず。

連れてく前はダニアレルギーかな?とか思っていたけど、皮膚の状態などから先生の診断はノミアレルギー…。

恐らく背中に出来た毛玉が雨に濡れたりして固まっていたところを、痒がったりしてどこかに擦り付けたか自分でカイカイした時に、ベロっと毛が剥がれたんだろう。と言っていて。


大きな治療は必要ないけど、皮膚の状態は宜しくないから、薬浴をマメにしてあげた方がいいだろう。ということだったので、毛玉がまだまだ出来ているから、鎮静かけて丸刈りにしてもらい、その上で薬浴をお願いをして。


お迎えに行ったらウリぼーがいたw



いやん、可愛い♡


血液検査の結果はそんなに悪い箇所は無く、でも丸刈りのまま直射日光を浴びさせる訳にはいかないし、あと何回か薬浴もした方がいいこともあり、ある程度毛が生えてくるまでの一時保護のつもりでいたけど、鎮静をかけてもらってる間に他のところもしっかり看てもらっていた結果を聞いたらば。



引きずっていた後ろ足は、肉球がもうかなりぐずぐずに崩れてきてて。


恐らく形質細胞性足底皮膚炎だろうという診断で。

まるこのところで引き受けてもらったロンくんという子がおんなじ病気だったのだけど、これが更に悪化すると肉球が破裂してしまう厄介な病気。


更に口内炎かと思っていたお口には、好酸球性肉芽腫がいくつか出来ていて。

それに加えて舌にも形質細胞性皮膚炎のような炎症が出ていて、舌の輪郭はかなり崩れてきちゃってて。


今は元気に過ごしているけど、いつ、どれかが問題を引き起こすか分からない。

おまけにこの子は飼い猫さんではなくて居着き猫。

給餌ボランティアさんたちが気にかけてくれてるおうちの子だから、誰かが行けばご飯を食べられるけれど、走ることの出来ないこの子が、ジャンプの出来ないこの子が、この先どうなるのかは目に見えている。


頭の中がぐるぐる回る。

保護?
リリース?
保護?
リリース?

natsumintさんから繋いでもらった居着いたおうちの方と悩んだまんま電話して。

一時保護の了承を取るためにお話ししている最中に、リリースはせずに保護することに決めました。


リリースと保護。

…どっちが正解なのか、分からない。

これはいっつも悩むこと。

線を引くのはとっても難しい。

だって、できることならみんな保護してあげたいもん。


リリースなんてする必要が無かったならばいいのにな。

だけどあたしは神様じゃないし。

ただのちっぽけなニンゲンだもの。

ちょっと変人ではあるけれどw、超人にはなれないし。

これ以上の無理を重ねてしまったら、あたしが倒れてしまったら…とか、やっぱりイロイロ考える。


だけど何よりもケージの中にいるこの子の、顔がとっても穏やかに変わっていたことが、最終的にあたしが決めるきっかけの一つになった。

飯舘で会ってる時は、いつも周りを気にして少し険しい顔をしていたけど、顔と身体に似合わぬ声で、可愛くにゃうーんと鳴いていて。



撫でているとうっとりした顔で、ずうっとゴロゴロ言っている。


うん。
きっと正解なんだ。


もう、誰かが持ってくる食べるものを待つことも、鈍い動きで食べるものを探すことも、野生動物を恐れることも、なんにも必要なくなって。

朝晩うまうまおやつを食べて、のんびりゆっくり過ごすといいよ。



いかつい顔だと思ってたけど、こんなに可愛い顔だったんだね。


境界線を越えたからには、もう、なんにも心配しなくていいからね。

この子の抱えている病気は、お薬さえ飲んでいれば爆弾にはならずに済む筈のものだから、しっかりお薬飲みながら、ゆっくりのんびり過ごそうね。

明日は洋服探しに行かなくちゃ。



味わいのある男のこ。

醍醐味のある男のこ。



醍醐くん。

どうぞ宜しくお願いね。








Call My Name。
先日行ってきたカメラマンの上村さんの写真展『Call My Name 原発被災地を生きる犬猫たち』。


上村さんのブログで写真展の紹介文を読んだ時、じわっと目に涙が浮かんだ。

写真展には行かれない方も是非この紹介文を読んでほしい。

Call My Name。

このタイトルを付けた意味を、
このタイトルの意味を、
どうか一人でも多くの人に知ってほしい。

そう、思った。



自分自身でも感じていたことではあったけど、この紹介文を読んでから『名前』というものに対して、今まで以上に気にかけるようになった。


シェルターにいる子たち。
トイレ掃除をする時も、ご飯をあげる時も、抱っこタイムを開催する時も、必ず全員の名前を何度も何度も呼ぶ。

とても大切な時間。



レスキューに行った時に出会えた子たち。

立ち止まって振り返る、顔。

立ち止まらずに一直線に走り去る後ろ姿。


名前を呼んであげたい。
あなただけの、名前を。


たったひとつしかない、いのち。
ちいさなちいさな、いのち。


名前を、呼ばせて。

あなただけの、名前を。

あなたの、名前を。



そんな気持ちを抱えながら、相変わらずのドタバタの中、なんとか身体を空けてGWもレスキューへ。


200kg以上の給餌フードと、8台の捕獲器を積み込んで。


先月から更にバリケードが増え、立ち入りがどんどん困難になり続けていく大熊町。

来月から国道6号線が通行解除になったら、多分圏内での活動は更に締め付けが厳しくなってしまう。

それに海側の原発付近の中間貯蔵施設の候補地が国有化を決定されてしまったら、もう、さすがに立ち入ることは許されないだろうから、とにかく今は大熊町と双葉町を最優先に捕獲器を掛けてまわっている。


シェルターに、受け入れできる余裕がある訳ではないけれど、圏内の状況を考えたら躊躇する訳にもいかず。

だから、海側山側悩みに悩んで決めたポイント四箇所に、野生動物対策も兼ねて二台ずつの捕獲器をかけて。


捕獲器を掛け終え、給餌に回っている途中、毎週東京から給餌に通い続けてくれている個人ボランティアのMさんに電話して。

お互いの捕獲器をかけた場所や、給餌状況なんかをちょっとだけ話しして。

あんな異常な町の中でも、ちょっとだけホッとする瞬間。


帰る前にどっかで会えたらいいねと電話を切って、ひたすら必死に給餌ポイントを回っていると、あっという間にタイムアップの時間が近づき、今度は捕獲器の回収へとこれまた必死に車を走らせる。


ちょっと頭がボーッとする程とっても暑い日だったから、飲み物を凍らせてこなかったことを後悔したりして。


増えたバリケードのせいで、各ポイントに辿り着くのが今まで以上に大変だけど、ようやく一箇所目のポイントへ。

一つはネズミさん…。
もう一つは空っぽで。

落胆してる暇はないから、ネズミさんとサヨナラして、捕獲器を車に積んでダッシュで二箇所目へ。

…捕獲器、どっちも閉まってない。


この暑さじゃ仕方ないか…と天を仰いで煙草に火を点けて。


ふぅっと大きく息を吐いてから、Mさんにまた電話して。


どこにいるのー?と聞いてみたらば、すぐ近所にいたようで、それじゃ一回合流しようかと言いかけたらば、電話の向こうから短い悲鳴。

M:あっ!猫!こっち見てる!どうしよう…

A:あたし連れてくから保護しよ!

M:うんっ!

A:捕獲器は?

M:持ってる!

A:じゃ、かけて。電話切るよ。


と電話を切って、煙草を2本吸い終えた頃にMさんがあたしのいる場所へやってきて。


二人で少し喋りながら時間を潰し、ドキドキしながら捕獲器の場所へと移動して。


前を走るMさんの車が止まったと思ったらすぐさま走り出てきたMさんを見て、慌ててあたしも車を降りて。


M:ダメだー!捕獲器の横で寝てたー!

A:え?あたし見てないよ。

という会話の後に、猫さんが走っていった方向に向かうMさんが、またあっ!と短い声をあげる。


M:いる!こっち見てる!

A:え?どこ?

M:そこの草むら。今、走って裏に行った!

A:…あたし見えなかった。それ、妄想w?

とか話していたら、またまた猫さん戻ってきたようで、草むらの中に頭が見え隠れ。

もう出なきゃならない時間ギリギリだったけど、離れない子ならば入ってくれる可能性はあるから、あともうちょっとだけ捕獲器かけて粘ろうよ。とMさんに声をかけ。

あたしの車からも捕獲器を下ろし、二台の捕獲器をかけ、Mさんは待機、あたしは別な場所にかけてある捕獲器と、Mさんがかけている捕獲器を回収に向かい、猛ダッシュで車を走らせ、自分の捕獲器を回収して、Mさんがかけてる捕獲器の場所に到着する直前で電話が鳴って。

M:入ったーー!!!

A:マジでーー!!!やたーーー!!!

と嬉しい短い会話を交わした後、途中の地点で合流して、にゃんこさんを受け取って。





二人とも若干興奮しつつも、性別確認をするのに、にゃんこさんにごめんね、と声をかけながらお尻やお腹をまさぐり、授乳中じゃないのを確認してから車に乗せて。


ようやく一息ついて、


M:もう一回捕獲器かけようって言ってくれてありがとー!

A:なに言ってんの、見つけてくれたおかげじゃん!

M:でも電話がかかってこなったら車停めなかったから見つけられなかったもん。

A:フード切らさずに通い続けてくれてるからだよ。


なんて二人でお互いを微妙に褒めあったりしつつ、とにもかくにも粘ってみて良かったよね、と喜びながら、また来週頑張ろうねと別れてお互い帰り道へと向かった。


身体はヘトヘトなんだけど、嬉しい気持ちで帰宅して、捕獲器から出して隔離ケージに移動する前に駆虫薬を付ける時、もう一度お腹をしっかり確認してみたら、全ての乳首がちいさなまま。


…それは、出産経験が無いということな訳で。

圏内で、飢餓の状態を、異常な状況を過ごしている子たちは子孫を残すという本能が強まっているようで、発情回数も多いから、かなり若い猫さんですらも出産経験はある子がとても多くって。


おまけに洗濯ネットに入ってもらっていたのだけれど、全く暴れる様子も無いから、そおっとネットから出してみて、お口を開けて歯を見たら、少なくとも3~4歳の歯をしてる。


…ってことは避妊済み?

と、大きな疑問が湧いてきたから、そのまま少し抱っこして撫でてみたらば、小さくゴロっと喉の音。

内心うわわー!となりつつも、頑張ったねー、と声をかけながら撫で続けてたら、どんどんゴロゴロの音が大きくなって、顔は若干緊張してるけど、甘えた声で鳴きはじめ。




うわぉ!
間違いなく飼い猫さんだ!


泣き虫のあたしはいつものごとく泣きべそをかきながら、にゃんこさんをそおっとそおっとケージに戻し、またまたMさんに電話したけど出なくって。

にゃんこさんは、ケージに戻してもとっても穏やかな顔で喉をゴロゴロと鳴らしてる。




この興奮と喜びをどうしたらいいのー!と一人悶々としていたらw、折り返しMさんからかかってきたから大喜びで出たら、はしゃぐあたしの声と対象的に暗い声。

M:…どうしたんですか?

A:おっぱいがね、ちっちゃいの!

M:…え?

A:いや、だから、おっぱいがね、ちっちゃいの!

M:…え?

A:えって…いや、えっと、避妊済みかも?!ってこと!

M:なんだー!やっぱり授乳中だとか、悪い想像しちゃったのにー!

A:え、だって授乳中じゃないのはさっき圏内で確認したじゃん!

M:だってこんな時間に電話があったら悪い想像しちゃうでしょ!


とかいうかなり不毛な会話を繰り広げつつ、ようやくこの喜びを分かってもらえてw


二人で良かったよねー、嬉しいねー、とはしゃぎまくって電話を切って。


まず間違いなく、ニンゲンと一緒に暮らした子。

きっと名前の付いてた子。


ホントの名前じゃないけれど、うちでの名前は『ゆら』ちゃんに決めました。

今はそれがあなたの名前。

たくさんたくさん名前を呼ぶから、もう安心していいからね。


食べるものの心配も、寝る場所の心配も、なにも必要ないからね。


ホントの名前が分かるよう、飼い主さんも探さなきゃ。



ゆらちゃん。

連れ出させてくれて、ホントにホントにありがとう。



そしてGWが終わり、病院へ。

先日の保護っこ拓くん同様、ゆらちゃんも診察台の上でも普通に寛いで。


お腹の確認をしたいとお願いし、お腹の毛刈りをしてみたら…くっきりと残る手術痕。

ビンゴ!!

間違いなく避妊手術済。


勿論最近の手術痕ではなかったし、あたしが知ってる範囲では捜索依頼も出ていなかったから、次回のレスキューの時にでも、付近に貼り紙をしてこなくっちゃ。


ゆらちゃん。

あなたの本当の名前が分かるといいね。


あなたの大切な名前を見つけられるように頑張るよ。



身体はホントにクタクタだけど、拓くんといい、ゆらちゃんといい、こんな出逢いが続くからには、やっぱり諦めることなんて絶対に出来ないね。

終わりが全然見えないけれど、もう一踏ん張りも二踏ん張りもしてかなきゃ。


あなたの本当の名前が分かるまで、のんびりゆったり過ごそうね。





ゆらちゃん。

たくさんたくさん名前を呼ぶよ。

あなただけの名前を。




【Mさんへのご支援のお願い。】

いつも福猫舎へ散々ご支援をお願いしており、恐縮しつつも本当に心から感謝しておりますが、今日は友人の個人ボランティアMさんへの給餌フードのご支援のお願いをさせてください。

彼女は震災直後から、ほぼ毎週のように福島へ保護、給餌に通い続けてくれています。

ブログも持たず、団体にも所属せず、
個人ボランティアとしてコツコツと地道に活動を続けてくれています。

最近は、震災直後から福島のどうぶつたちのことを発信し続けてくれているささきちさんの協力のもと、フードだけは募集をされていますが、足りない時は自費で購入しています。

毎週の福島への交通費、そして保護した子たちの医療費などで、負担は増え続け、何度も折れそうになる心を必死に奮い立たせて今もなお、通い続けてくれています。

現在、次回のレスキュー以降分のフード募集をしており、お一つからで結構ですので、どうぞご支援をお願い出来たら…と思います。

福猫舎の給餌フードは、なんとかもう少しだけストックがあります。

残りは僅かになってきたので、近いうちにまたご支援の呼びかけをさせて頂くとは思いますが、今回はMさんにご支援をお願いしたく、ここにお願いをさせて頂きます。

ご支援については以下のブログをご覧頂ければと思います。

ささきちさんのブログ記事
福島で給餌するフードをご支援ください


どうぞ宜しくお願い致します。





プロフィール

犬班A。

Author:犬班A。
諦めの悪い40代。
絶対に、命を、諦めない。
例え蜘蛛の糸しか繋がっていなくても。

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