2017/06
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生きる力を信じて。
今週二度目の飯舘村へ。

hibiさんだけではなく、今週はたくさんのボランティアたちが予定を変えての飯舘入り。

それでもまだまだ安否確認が出来ていない子たちはたくさんいて。



今日はまだ除雪が終わっていなくて誰も入れていなかった一番奥の蕨平だけを目指してまること二人、飯舘に向かう。

一昨日の圏内レスキューで使い果たした給餌フードだったけど、レスキューから帰宅したら、新たに届いてくれていたご支援の物資に感謝しながらせっせと車に積み込んで、これまたご支援頂いたスノーシューも積んで。


飯舘村へ向かうには、本来ならば約一時間半の道のり。

だけどスピードが出せる状態じゃないから、ほぼ二時間かけて飯舘村に入り、そこから蕨平に行くためには雪道の悪路だから更に一時間近くかかってしまう。


何日も除雪が進まず入ることの出来なかった蕨平。

ようやく辿り着いたけど、途中の道では雪の重みに耐えられず切れた電線が垂れ下がり、電柱は倒れ、そして何箇所もの倒木…。





人のいない場所、細い山道で、ここまで除雪してくれてるのか、そして倒木や電線の処理をしてくれたのか…と心から感謝しながら車をゆっくり走らせる。

普段、hibiさん以外に蕨平に給餌に来てるボランティアさんはほぼいないから、きっとhibiさんが一番心に引っかかっている筈で。

だけどここに来てしまうと、他の場所は時間的に回れなくなってしまう場所だから、こんな時しかフォローは出来ないけれど、なんとか辿り着けたことにホッとして。


一軒目は交差点の家。

懐っこいおかーさんにゃんこと、すっかり大きく育ってくれた仔猫軍が居着いているおうち。

餌場のボックスを覗こうとして、まずは除雪された雪の壁を乗り越えて。




目に入ってきたたくさんの足跡。




…生きててくれたー!
良かった…。とホッとしながらみんにゃさんへの美味しいおやつをセットしてたら、か細い声で鳴きながら、おかーさんにゃんこがやってきて。



たくさんたくさん待たせてごめん。
美味しいのたくさん置いていくから、ちびーず達としっかり食べるんだぞー。

少しだけ抱っこして、頭を撫でて。

ゴロゴロ喉を鳴らすおかーさん。
頑張ってくれてありがとね。

たくさんのウェットと、焼きささみに焼きかつおをセットしたらすぐにうまうま食べてるおかーさん。



美味しそうに食べてくれているのを眺めつつ、先を急ごうと車に戻ろうとしたけれど、仔猫軍が気になるから、裏の納屋を覗いてみたら、



三匹までは確認できた!

頑張って。
頑張って。
また、来るから。


後ろ髪を引かれつつ車に戻り、お次のおうちを目指してGO!


お次は黒いわんこの住むおうち。

わんこのおうちへ行くために車を停める場所を探したけど、どうにも停める場所がなく、やっと見つけた場所に停めて。

そこからてくてく10分歩き、多分ここが道の筈…という場所には、除雪で積み上げられた雪の壁。



二人でまたまたよじ登って乗り越えて、全てが真っ白に覆われた雪の上を、かんじきを持っててくてくと。



この写真の所で急な傾斜で二人して転がり、這って傾斜を乗り越えてw、かんじきを履いてなんとか坂を登り切り。


雪の上には、人の歩いた形跡があって、誰だろうねーなんて言ってたら、辿り着いたわんこのおうちは、犬小屋の周りも玄関前も雪かきがしてあって。

おとーさんが帰ってきてくれたんだね。
良かったね。

わんこさんはゆっくりと犬舎から出てきておやつをうまうま食べてくれて。



また来るからねー。


そしてお次はチビの家と呼ばれている、にゃんこがたくさんいるおうち。

これまた雪の壁を乗り越えて、誰の足跡もないアプローチへ足を踏み出す。

スノーシューも大活躍♪



和かんじきよりも埋まらないから、とっても歩きやすかったー。


てくてく歩いて辿り着いた給餌ボックスの元へ進もうとしたら、見事にズボッとはまりw



あわあわしてようやく抜け出しボックスを見てみたら、勿論空っぽ…。

ボックスと、二階の納屋にしっかりと給餌して、二階の藁の中にきっといてくれているにゃんこたちに、また来るからねと声をかけ。

車に戻ろうとして、スノーシューを履かずに歩いていたら、



今度はまるこがはまったw


この人生はなんなんだー!と二人で笑いながら車に戻ったけど、それもみんなの生きてる痕跡がしっかり残ってくれてるからで。

人のいない村。
凍りついた村。

電気も付かず、雪に閉ざされ、ご飯も無い中、必死で生きててくれている。

たまらなく嬉しいけれど、たまらなく辛い。

でも、どうぶつを擬人化して感情を捉えることはしたくないから、生きることしか考えてないどうぶつたちの強さに縋り、文明の利器が無ければ自然にはどう頑張っても太刀打ちできないニンゲンの非力を恨み、それでもやっぱり出来ることを細々とでもやるしかなくて。

真っ白に覆われた雪原に向かってうぉーーーー!って遠吠えしたくなる。


心の中には盛り沢山の感情がぐるぐると渦を巻く。

ちくしょー。
ばかやろー。
ごめんね。
どうしよう。
頑張らなきゃ。
ふざけるな。
泣きたい。
頑張って。
…。

ぐるぐると。
ぐるぐると。

途切れない感情に心がぐちゃぐちゃになる。

でも、やれることはほんのちっぽけなことしかないんだから、やれることの精一杯をやることしか出来ない。


まるこが持ってたカルピスウォーターを一口もらい、その甘さに救われて、気を取り直して次へと進む。


栗の脾のバス停にある給餌ボックス。

車を停めて降りてみたらば、誰かの足跡がボックスまで続いてる。

…嬉しい。
こんなにも過酷な状況の中、誰かが気にかけてくれている…。

ちいさないのちを思いやってくれた人がいるだけで、こんなにも心が嬉しさで満タンになるんだな。


ボックスを覗いてみたら、少しだけフードが残ってて。

ドライフードを満タンにして、どこにいるやら分からないにゃんずのために、
ご飯だぞー!
しっかり食べるんだぞー!
と、声を張り上げて。


あと二箇所。
…汗だくw

でも、風は目一杯冷たいけれど、心がポカポカしてるから、寒さなんて気にならない!


さくさく行くぞ!と自分に喝を入れ、一番行きたかったけど、一番行きたくなかったおうちへと向かって車を進める。


待っている筈なのは白ラブさん。

とってもとっても良いわんこ。

前に何度か行った時、ご飯を食べるよりも甘えたくって撫でられたくって、立ち去るのがとっても辛かった。

だから今回も行くのがとっても辛くって。

おうちの下の道に車を停めて、準備をしてから、またまた雪の壁を乗り越えて。

スノーシューを履いて歩き始めて、来たぞー!と声をかけたらば、うぉん!うぉん!と大きな声が帰ってきてくれた…。

涙が溢れる。

今行くからねー!と必死に歩き、姿がやっと見えてきて。



更に足を急いで進め、わんこのもとへ辿り着いた。

尻尾をびゅんびゅん振り回し、頭をガツガツぶつけてくる。

ありがとう。
生きててくれて、ありがとう。
待たせてごめんね。

なんてまるこに聞こえないように声をかけ、こっそり涙を堪えていたら、しっかり写真を撮られてたw




帰り道でこの写真を見せられて、なんだよー!とか言いながら、また泣きそうになったのは内緒だよw

すぐさまわんこにウェットをあげて、まるこはドライフードを準備して。

納屋から垂れ下がる大きな氷柱を落とすのに、まるこにわんこを頼んで遊んでてもらったりしつつ、すっかり埋れた犬小屋を、ガチガチに凍った雪をかいて掘り出して。



もっともっと抱きしめていたいけど、まだ次のおうちに行かなくちゃならないから、ここにいる筈のにゃんこのフードも別の場所にセットして。

後ろ髪を束で引かれながら、また来るから!絶対来るから!と声をかけながら車へと戻る。

まるこが一緒じゃなかったら、間違いなく号泣してただろうな…。


車に戻る時に振り返ると、ずうっとこちらを見ているその透明な眼差しが、とってもとっても辛かった。

まるで何かを悟っているような、その透明な眼差しがとってもとっても苦しかった。


だけど生きることしかきっと考えていない彼らのことを憐れむことはしたくないから、あたしに出来ることはひとつだけ。

また、来るから。


そうして蕨平の最後のポイント、イチローの家と呼ばれてるおうちを目指して車を走らせて。

だけどおうちに辿り着く直前で、除雪の管理をしてる役場の方や業者の方が立っていて。

この先に行きたいんだけど…とお願いしてみたけれど、皆さん揃って渋い顔…。

今日で終わらせたいから…と言われてしまい、邪魔する訳にはいかないから、頭を下げてあきらめて。


車に戻って深呼吸。


ここまでで要した時間は4時間。

4時間でたったの5軒しか回れない。

自然という脅威の前に、打ちのめされる。

だけどそれ以上に、ちいさないのちの生きる力に圧倒される。



信じよう。

生きる力を信じよう。



ちっぽけなあたしに出来ることなんかたかがしれているけれど、今しか出来ないことをするために、明日もまた、飯舘村へ行ってきます。



待っててね。














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(非公開コメント受付中)

No title
涙があふれました。お二人の行動に。エールを送ります。わたしはたまに犬猫を保護する団体にフードを送るくとしかできないけれど。
お二人のおかげでつながっていく命が必ずあるんだと思います。
どうか負けないでください。そしてありがとうございます。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
お疲れさまです。物質での支援しかできませんが、応援していますよ。
いつも頭が下がります。ありがとうございます。
Re: No title
ごんたさま。

コメントありがとうございます。
はい。頑張ります。
頑張ることしかできないから、なんとか頑張ります。
ありがとうございます。
Re: ありがとうございます
鍵コメさま。

コメントありがとうございます。
そして嬉しいお申し出をありがとうございます。

送付先は以下になります。

〒963-0664
福島県郡山市あぶくま台2-154
福猫舎
08082149685

がんばってる子たちに、しっかりと届けてきますね。
ありがとうございます。

Re: タイトルなし
お名前が無く、ごめんなさい。

コメントありがとうございます。
応援頂き、嬉しいです。
ちょびっとの力にしかなれませんが、なんとか少しでもいのちを繋ぎ、守れるように頑張ります。
ありがとうございます。
初めてのコメントです
おはようございます
涙が溢れました。。。
ありがとうございます!
大変な労力と、心の痛みに耐えながらの、給餌なんですね!
ラブちゃん。。。連れて帰りたくなりますね。。。
本当に本当に、心を大事にして下さいね!悲しい涙で壊れませんように!

あなた方を待っているこの為にも、お体を体勢に!
プロフィール

犬班A。

Author:犬班A。
諦めの悪い40代。
絶対に、命を、諦めない。
例え蜘蛛の糸しか繋がっていなくても。

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