2017/03
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おうちに、帰ろう。
さっき、つよぽんが旅立った。

静かな旅立ちだったと、まるこから電話があった。


予約時間に、抜歯手術のために光くんを連れて病院へ向かい、手術の間、つよぽんを見舞うつもりでいたけれど、病院に入った途端に先生から呼ばれ、手術室に入った途端に目に入ったのは、弱々しく痙攣をしているつよぽんの姿だった。

つよぽんの本名はクロくん。

御年18歳を越えるおじーちゃん。

ねーねーさんが保護してきた時、診察に向かってくれたまるこもねーねーさん達も、先生たちも驚くほどの傷を背中に負っていて。

まるこのところで受け入れをして、毎日毎日傷口に軟骨を塗って、甘やかして。

ねーねーさんがした貼り紙を見て、保護した翌日には、おうちの方から連絡があり、飼い主さんからは名前も聞けて、お預かりすることも了解を得ていて。

ねーねーさんがつけた仮名のつよしくんとはほとんど呼ばず、つよぽんとかクロじいとか、なんかいろんな名前で呼んでいた。

福猫舎ではなんとなくの暗黙の了解で、容態の良く無い子はうちのシェルターで受け入れることが多いけど、ちょうど体調を崩した子が多かったりしてたから、まるこのシェルターにお願いをして。

だけど老猫さんが大好きなあたしとしては、いっつも気になっていて、話すたんびにまるこに様子を聞いたりしてた。


甘えんぼさんだよー。

傷口の治りがすごく早くてびっくりだよー。

今日はこんなに食べたよー。

なんて、まるこから嬉しい声の報告を聞くたびにほくほくと喜んで。


だけど数日前からピタッと食欲は止まり。

心配しつつ、診察に行った時に出た検査結果は、腎不全の数値も、貧血の数値も、とても悪くって。

先生と話していたのは、背中の傷が治ってきて安心しちゃったのかな。ってことだった。

治すことに体力を使いすぎちゃったのかな。

昨日、お見舞いに行った時には、しっかりした目つきで、しっかりした声で鳴いてくれたのに。

それでも今日も、病院で小さく痙攣しながらも、頭をあげようとしてくれていたから、すぐさままるこに電話して、事情も話さず、今すぐ病院に来て。と伝えたら10分で駆けつけてくれて。

二人でつよぽんを撫でながら、頑張らなくていいからね、と声をかけ。


とても大事にキャリーを抱えたまること一緒に戻っていった。


あたしは飼い主さんに電話して状況を説明して。

耐えようと思ったけど、堪えきれずに泣きそうになりながら話していたら、飼い主さんが泣きそうな声で、まだまだ一緒にいたかったなぁ、こんな避難生活になってなければなぁ、と、すごく悔しそうに言ってるのを聞いて、堪えきれずに泣いてしまって。



おうちに帰らせてあげたかった。

先日入院のことを説明するのに電話した時にも、治ったとしても冬季のリリースは出来ないことは了解してもらっていたけれど、長く過ごした飯舘村の、優しい空気をもう一度感じてもらいたかった。


ごめんね、つよぽん。

守ってあげられなかったね。


だけど傷口ガードのために、まるこがつよぽんに似合う服を探してくれて、お洒落に着こなしていたつよぽん、可愛かったなぁ。



傷口が治ってきたよと話すまるこが、ホントに嬉しそうだったなぁ。


ホントは先週末に、うちのシェルターに引っ越してくる予定でいたのだけれど、昨日書いた事情でうちでは受け入れが出来なくなってしまったのが、とっても辛くって。

あたしもつよぽんのことを甘やかしてあげたかったなぁ。


可愛い可愛いおじーちゃん。

守ってあげたかったなぁ。



だけど一人じゃなくて、良かった。


あったかい場所で、つよぽんのことが大好きなまるこに見守っててもらえて、苦しむ時間が少なくて、ホントに良かった。


勿論本音は良かったなんて思ってないけど、あたしたちにはそれしか縋る術は無いから、良かったという言葉で自分を守ることしかできない。


だから痛いまんまで、苦しいまんまで、一人で旅立つことにならなかったことを、良かったと思うしかないんだもん。


朝になったら飼い主さんに電話して、飯舘村に帰ろうね。


おうちに、帰ろう。


バイバイ、つよぽん。

あたしたちの元に立ち寄ってくれて、ホントにホントにありがとう。


大好きなつよぽん。


ゆっくりゆっくりおやすみなさい。


そして少し休んだら、早く産まれかわってくるんだよ。




バイバイ、つよぽん。

安らかに。
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(非公開コメント受付中)

皆さんがされている活動は、たくさんの命を拾い上げ幸せや安心を分けてあげる本当に素敵な事ですが、その傍ら、手塩にかけてお世話した猫達を元の飼い主さんに帰したり、里子にだしたり、そして看取ったり。寂しさや悲しみから切っても切り離せない側面があり読むたびにいつも切なくなります。

でもいつも思うことは、猫達にとって福猫舎さんで過ごした日々は温かく、幸せだったのだろうと思います。きっと「もっと出来ることはなかったか?」と思われたりすると思いますが、拝見して想像するに、出来る限りの手を尽くされているように思います。
手放すことを寂しく思うこと、別れに涙を流してくれる人がいたと言うことが何よりもその子には嬉しい事だと思います。
そして生きた証をちゃんと記録に残してくれているんですから。

まだまだ続く新しい出会いと、悲しいけど嬉しい別れと、悔しいけれど迎えてしまう別れがこの先もあると思いますがよろしくお願いいたします。

ご冥福をお祈り致します。
Re: タイトルなし
こんばんは。

いつも応援ありがとうございます。
とてもありがたいコメントでした。
何度も読み返してしまいました。
ありがとうございます。

一つだけ、お返事するとすると、
これからも頑張り続けます、かな。

本当にありがとうございました。


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Author:犬班A。
諦めの悪い40代。
絶対に、命を、諦めない。
例え蜘蛛の糸しか繋がっていなくても。

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