2014/05
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境界線。
福猫舎に新入りさんがやってきた。

いや、正確にはあたしが勝手に受け入れたんだから、やってきたとは違うかな…。


本日現在、あたしのいるあぶくまシェルターの保護っこは63匹。

それに加えてうちの子8匹。

福猫舎をはじめた時に自分で決めた筈の保護っこ数は、もうずっと前から越えたまま。

もっと自制心が強ければ良かったのかなぁ。

…今更かw


出来る無理と出来ない無理。

出来る無茶と出来ない無茶。


一応自分の中ではこれだけはしっかりと考えぬいて、悩みぬいて、その上で決めてるつもりだから、無理や無茶が無謀になることはしていない。


口でも文でもこの違いを全然うまく説明なんて出来ないけれど、これが無謀になってしまったら、自分もシェルターも崩壊するから、大して詰まってるもののない頭で必死に悩んで悩んで、今回の新入りさんを受け入れた。


新入りさんの名前は醍醐くん。



飯舘の、猫がたくさんいるおうちの居着き猫。


この子は若干ドンくさくって、給餌に寄った時にあたしは大五郎って呼んでいたから、そのまま音だけ変えずに、醍醐という名前にしてみましたw

前足の爪先部分は半分なにかで怪我をしたのがそのままで、斜めにカットされた状態の男のこ。

後ろ足もいつも引きずっていて、給餌に行くと、みんなが軽やかに走って寄ってくる後を、てっこてっことゆっくり近づいてくるにゃんこさん。

おでぶ気味で、背中にはいっつも毛玉があって。

ご飯を食べるのも遅くって、他の子たちのがっつきに負けて、それでも頑張ってお皿を奪い、ゆっくりゆっくり食べてた子。

口の周りも良く汚れていたから、口内炎があるのかな?そのせいでグルーミング出来てないのかな?と思ってた。

今回ねーねーさんやhibiさんから相談されて、背中が禿げてる!と言われていた子たちを四件とも見に行って、他の子たちより度を越えて状態の悪かったこの子を一旦診察するのに連れて行き。



背中のほぼ半分ぐらいが、地肌が丸見えな状態で。

だけど良く良く見てみても、傷や怪我は見当たらず。

連れてく前はダニアレルギーかな?とか思っていたけど、皮膚の状態などから先生の診断はノミアレルギー…。

恐らく背中に出来た毛玉が雨に濡れたりして固まっていたところを、痒がったりしてどこかに擦り付けたか自分でカイカイした時に、ベロっと毛が剥がれたんだろう。と言っていて。


大きな治療は必要ないけど、皮膚の状態は宜しくないから、薬浴をマメにしてあげた方がいいだろう。ということだったので、毛玉がまだまだ出来ているから、鎮静かけて丸刈りにしてもらい、その上で薬浴をお願いをして。


お迎えに行ったらウリぼーがいたw



いやん、可愛い♡


血液検査の結果はそんなに悪い箇所は無く、でも丸刈りのまま直射日光を浴びさせる訳にはいかないし、あと何回か薬浴もした方がいいこともあり、ある程度毛が生えてくるまでの一時保護のつもりでいたけど、鎮静をかけてもらってる間に他のところもしっかり看てもらっていた結果を聞いたらば。



引きずっていた後ろ足は、肉球がもうかなりぐずぐずに崩れてきてて。


恐らく形質細胞性足底皮膚炎だろうという診断で。

まるこのところで引き受けてもらったロンくんという子がおんなじ病気だったのだけど、これが更に悪化すると肉球が破裂してしまう厄介な病気。


更に口内炎かと思っていたお口には、好酸球性肉芽腫がいくつか出来ていて。

それに加えて舌にも形質細胞性皮膚炎のような炎症が出ていて、舌の輪郭はかなり崩れてきちゃってて。


今は元気に過ごしているけど、いつ、どれかが問題を引き起こすか分からない。

おまけにこの子は飼い猫さんではなくて居着き猫。

給餌ボランティアさんたちが気にかけてくれてるおうちの子だから、誰かが行けばご飯を食べられるけれど、走ることの出来ないこの子が、ジャンプの出来ないこの子が、この先どうなるのかは目に見えている。


頭の中がぐるぐる回る。

保護?
リリース?
保護?
リリース?

natsumintさんから繋いでもらった居着いたおうちの方と悩んだまんま電話して。

一時保護の了承を取るためにお話ししている最中に、リリースはせずに保護することに決めました。


リリースと保護。

…どっちが正解なのか、分からない。

これはいっつも悩むこと。

線を引くのはとっても難しい。

だって、できることならみんな保護してあげたいもん。


リリースなんてする必要が無かったならばいいのにな。

だけどあたしは神様じゃないし。

ただのちっぽけなニンゲンだもの。

ちょっと変人ではあるけれどw、超人にはなれないし。

これ以上の無理を重ねてしまったら、あたしが倒れてしまったら…とか、やっぱりイロイロ考える。


だけど何よりもケージの中にいるこの子の、顔がとっても穏やかに変わっていたことが、最終的にあたしが決めるきっかけの一つになった。

飯舘で会ってる時は、いつも周りを気にして少し険しい顔をしていたけど、顔と身体に似合わぬ声で、可愛くにゃうーんと鳴いていて。



撫でているとうっとりした顔で、ずうっとゴロゴロ言っている。


うん。
きっと正解なんだ。


もう、誰かが持ってくる食べるものを待つことも、鈍い動きで食べるものを探すことも、野生動物を恐れることも、なんにも必要なくなって。

朝晩うまうまおやつを食べて、のんびりゆっくり過ごすといいよ。



いかつい顔だと思ってたけど、こんなに可愛い顔だったんだね。


境界線を越えたからには、もう、なんにも心配しなくていいからね。

この子の抱えている病気は、お薬さえ飲んでいれば爆弾にはならずに済む筈のものだから、しっかりお薬飲みながら、ゆっくりのんびり過ごそうね。

明日は洋服探しに行かなくちゃ。



味わいのある男のこ。

醍醐味のある男のこ。



醍醐くん。

どうぞ宜しくお願いね。








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プロフィール

犬班A。

Author:犬班A。
諦めの悪い40代。
絶対に、命を、諦めない。
例え蜘蛛の糸しか繋がっていなくても。

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